京都御所のほど近く、創業200年の老舗・山中油店が所有する築100年超の町家を改装し、一棟貸しの宿「壱の局」として生まれ変わりました。明治後期の風情を残しながら、現代の旅に寄り添う快適な設備を備えています。
玄関から真っ直ぐに伸びる土間を抜けると、キッチン・洗面所・浴室へと続き、町家ならではの風の流れと開放感を感じられます。1階には四畳半の和室が2室と、吊り床のある六畳座敷が1室。2階には4.5畳と6畳の和室があり、畳敷きの落ち着いた空間と、虫籠窓から差し込むやわらかな光が旅の気分を高めます。
庭には「つくばい」と紅葉が配され、四季折々の京都らしい情緒を楽しめるのも魅力。館内には調理可能なキッチンを備え、洗濯機・乾燥機のあるお部屋も選べるため、長期滞在やご家族旅行にも最適です。最大8名まで宿泊可能で、100m先には専用駐車場をご用意。ご友人やご家族とともに、京町家の暮らしをそのまま体験する特別なひとときをお過ごしください。
壱の局2階は遊び心ある源氏物語をテーマにしたインテリア。 6畳と4畳半に仕切る事ができる合計10畳半の寝室は情緒ある御簾がかけられており、幻想的な雰囲気。窓は虫籠窓(むしこまど)と呼ばれる町家ならではの固定窓。天井には昔ながらの大きな梁が見えます。
現代から離れ、古に思いをよせ、ゆっくりとお寛ぎください。
建物の歴史は約120年。明治中期からの歴史ある建物です。現代でも過ごしやすい様に全面リノベーションされていますが、随所に120年の歴史が感じられます。天井にある大きな梁は昔からのもの。 明治の時代に思いを寄せて建物の隅々までご覧ください。
鍾馗(しょうき)さんは中国の故事に倣った厄除けの神様。昔から京町家では中屋根の上に鎮座し、その家の厄を払ってくれています。鬼より強いといわれる鍾馗(しょうき)さんを魔除け・厄除けに据えたところ病が完治したという京都・三条の話が謂れ。今でも京都にある町家ではたまに見ることができます。平安宮内裏の宿では6棟それぞれの鍾馗さんに町家を守ってもらっています。
壱の局では無料駐車場・無料の貸し出し自転車を2台ご用意。チェックイン後からチェックアウトの11時までご利用いただけます。「二条城」、「京都御所」、「晴明神社」は自転車で行ける距離。足を延ばして鴨川沿いを自転車で走るのも気持ちがいいです。
※浴衣・パジャマ等の寝間着はご用意しておりません。浴衣ご希望の場合は1着500円でご用意できますので、予約時のご要望欄にご記入ください。