2008〜2009年度時点では、京都府内に約47,000棟の京町家が存在していましたが、2024年度には約34,000棟にまで減少し、約30%の減少が確認されています。また、京町家の空き家率は20.3%に達しており、これは2018年の京都市全体の住宅空き家率(12.9%)を大きく上回っています。
私どもは2004年より京町家の旅館転用の可能性を調査・検討してまいりましたが、当時は建築基準法上の制約により、旅館としての活用は困難でした。
しかし、平成19年度に開催された「京都文化ベンチャーコンペティション」にて「京都産業21賞」を受賞したことをきっかけに、大きく前進し、旅館営業許可の見通しが立ちました。
不動産業者様のご協力を得て、平成20年度より京町家を活用した旅館営業を本格的に開始いたしました。以来、京町家の旅館活用の先駆者としての誇りを持って取り組んでおります。
近年、観光公害が問題視され、京都にお住まいの方々から観光業に対するご批判をいただくこともありますが、私どもは地域住民の皆様と良好な関係を築いており、これまで大きなトラブルもなく運営を続けております。
京町家をご所有で旅館としての活用をご検討されている方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度ご相談ください。改修プランの立案から、実際の運用・管理に至るまで、丁寧にサポートさせていただきます。